COLUMN

知っておきたいリノベーション知識

「理想の洗面所」から1日をスタート!設計のポイントとアイデア集

新築やリノベーションを考えるとき、小さな空間であっても毎日必ず家族が使うサニタリールームにまでこだわりをもって設計することで愛着のある住まいが生まれます。
そのなかでも、特に施工主の方に注目されているのが、洗面所です。
洗面所は、意外に置いておくものが多く、なかなか片付かない…とお悩みの方は多いのではないでしょうか?
しかし、小さな空間だからこそ設計やインテリアアイデアによって、使いやすくおしゃれな空間へ劇的変化が楽しめますよ。
今回は、設計のポイントとインテリアアイデア集をお届けします。

1日のスタートは気持ちの良い洗面所から

まだ眠い朝、身支度を整える洗面所が心地良い空間であれば、気持ちよく1日のスタートがきれそうですね。眠い体を優しい光がゆっくりと目覚めさせてくれる、そんな癒しの空間は憧れです。
例えば、天窓や大きな窓を設けて陽光が降り注ぐよう明るさを確保する、洗練されたホテルライク収納ができるよう造作棚を設けるなど、リフォームによって理想の空間に近づけていくことができます。

収納スペースを確保する

家族分の身支度の道具やタオル、美容家電など洗面所には置きたいものが多く収納場所に困っている方も多いのではないでしょうか?
洗面所を設計する際には、まず収納場所を十分に確保しておくことが、すっきりとした空間づくりに有効です。

例えば、ミラーの上部に小さなオープン棚を設けて良く使うものだけを収納する、ミラーの両サイドと足元にはたっぷりと扉付きの収納を設けるなど、見せる収納と隠す収納を上手に使い分ければ、モノが多くてもすっきりとした印象を与えます。
さらに、置いておくものを「厳選する」こともすっきりとした空間づくりのコツ。 収納を増やすのではなく、最低限の収納場所に対してここにはこれ以上置かない!と潔くセレクトする「絞り込み」のクセをつけることも大切です。

家事動線にも注目しよう

リフォームの際、設計段階から家事動線を考えておくことも、快適な空間づくりのポイントになります。 例えば、キッチンからお風呂・洗面所や洗濯スペースがつながっていれば、主婦の方もスムーズに日々の仕事が進むのではないでしょうか。料理から洗濯までの流れが直線上につながった構造になっていれば、特に忙しい朝の時間を有効活用できそうですね。

インテリアにこだわる

リビングやダイニングなど、1日のうちに家族が長く過ごす居室はインテリアにこだわったけれど、洗面所は特に意識していないというケースも見られます。
しかし、洗面所などサニタリールームにまでこだわりを詰め込むことで、より住まいに愛着が沸くのではないでしょうか。
洗面所インテリアとして人気が高い、タイルによって空間にアクセントをつけるアイデアや、ウッド調の内装で癒しの空間を演出することもおすすめ。

さらに柔らかなイメージの間接照明を取り入れることで、落ち着いた雰囲気のホテルライクインテリアを楽しめます。
インテリアにこだわるなら、収納にもひと工夫。オープン棚にお気に入りの雑貨や洗面用品を置き、生活感の出やすいものはカゴを使って隠す収納を徹底するなど、アイデア次第で洗練された雰囲気を演出できます。

ライフスタイルに合わせた設計を

家族構成や、洗面所の使い方など、住む人のライフスタイルに合わせた設計にも注目してみてはいかがでしょうか。
洗面所でメイクをする方は大きなミラーや広めのカウンター、気軽に座れるスツールを設置してゆったりと落ち着けるパウダールーム風に、人数の多いご家庭なら2つのシンクが並ぶ構造にするなど、リフォームならアイデア次第で理想の空間が実現します。

まとめ

ついベッドに戻りたくなる朝ですが、快適に朝の支度を進められる洗面所なら、爽やかな気持ちで楽しく過ごせそうです。
記事に登場したポイントを、理想の洗面所づくりの参考にしてみてくださいね。