2015.12.05 冬でも暖かい二階リビングの住まい~白と木でスッキリと~ 取材日:2015年12月5日 竣工日:2014年3月 01.お住まい探しのきっかけを教えて下さい。 長男が小学校にあがることが一番のきっかけです。これまで住んでいたところは小学校までが遠かったことと、賃貸住宅そのものの老朽化も激しかったので、子どもが走るたびにご近所に迷惑がかかっていたことも気になっていました。 実は、家探しは数年前から何となく始めていたのでマンションなどを見に行ったりもしましたが、やっぱり音のことが気になったので、買うなら一戸建てかなあと考えていました。 02.どんなお家がご希望でしたか?。 建売でも良かったのですが、1階にリビングがある家が多くて、寒いという印象がありました。実家も一戸建てですが、1階は寒いなあと感じていたので、自分たちが家を作るときには“2階にリビングのある家を”と、思っていました。ここはバルコニー側に駐車場があるのですが、高い建物が建てられない地域ですし、もし何かが建つことになったとしても、2階の明るさや日当たりは確保できそうなので、2階をリビングにして正解だったと思っています。 また、圧迫感も嫌だったので、できるだけ家具を置かなくてすむ家にしたいとも思っていました。地震があっても家具が倒れる心配をしなくて良い家です。ですので、収納スペースも十分にとってほしいと思っていました。あとはロフトも欲しかったです。 全体的には窓が多くて明るいこと。色は白くて、木を使いたいと思っていましたが、カントリー調ではないイメージを考えていました。 03.レスパイトサービスに決めた理由は何ですか? レスパイトさんのことは、駅前なのと、帰りに前を通ったりしていたので、お店がそこにあるのは知っていましたがその程度でした。この土地の広告をたまたま見て、問いあわせしたのが始まりです。土地の広さが大き過ぎず小さ過ぎず手頃だったことと、エコラという商品が、比較的低コストで、ある程度自分達の注文ができて、太陽光発電が付いていたことも魅力でした。また、これまであちこちのモデルハウスなどを見に行っていて、しつこい営業マンがいたりしたのですが、鹿島さんはまったくそういう感じがなく、良い印象を受けました。 この土地にはレスパイトさんで建てるという建築条件が付いていましたが、私達はデザイナーズハウスのような家を建てたいと思っていたんです。そのため色々と希望もあったので、“私達が建てたい家をレスパイトさんが作れるのならお願いする”という条件で、まずは間取りなどを描き始めてもらいました。 長く家にいる妻の気に入った家を作ってほしいと思ったので、妻がたくさんの要望を伝えましたが、設計の古林さんはその都度図面を引き直したり、構造計算をしてくれたり、専門的な提案をしてくれたりして、本当によくやってくださいました。とっても面倒くさかっただろうと思います。何度もやりとりをしましたが、とても丁寧で、とても親身になってくれていることが分かったので、レスパイトさんで建ててもらうことにしました。古林さんと信頼関係が築けたことが大きかったと思います。 04.住み心地はいかがですか? 僕は、家に帰りたいと思うようになったことが一番ですね。職場が遠いので仕事で遅くなったときなどは帰るのが面倒くさくなったりしていましたが、今はとにかく帰りたいと思います。平日は風呂に入って寝るだけのような感じですが、湯船も広くなったし、綺麗だし、シャワーも気持ち良くてお風呂に入るのが本当に快適になりました。 また、使う素材にもこだわりたいと思っていたので、初めはメーカーの既製品の階段や床を使うことに戸惑いがありましたが、パナソニックさんのショウルームに行ったら、階段も既製品で良いものがありました。こういうのが良かったんです。床も気に入った色のものに出会えましたし、柱の間に入れてもらった格子と、2階にあがると正面に見える収納の建具などは、高さを揃えたことでスッキリとして、とてもいい感じです。 部屋の延長のようにしたいと思っていたバルコニーは、リビングの床と高さを揃えてもらったのですが、これも思い通りになりました。玄関の形や広さも良かったです。玄関ドアにもこだわりましたし、庇部分に木目調のデザインを入れてもらったところや、エントランスの手すりなど、いろいろなところにこだわりましたが、構造上無理であきらめたところ以外は思いどおりの家を作ることができました。 05.ご満足いただけたでしょうか。 気に入った土地に出会えたし、人にも恵まれたと思います。打ち合わせも楽しかったし、 こうしたい、こうしたいという要望をすごく聴いてもらいました。こっちの立場になって考えてくれたので大丈夫だと思えましたし、利益優先にも見えなかった。儲けようという意図がまったく見えなくて、とても信用できました。 大きな窓を曇りガラスにするかどうかですごく悩んでいたのですが、見に行ったときに大工さんが「これだけ日が入っていればこの窓は曇りガラスでも大丈夫だよ」と教えてくれて安心できました。リビングの梁の出し方などは、図面だけではよく分からなかったところでしたが、屋根との兼ね合いも考えるとこうした方が良いし、天井の出た部分には電気を点ければ明るくなるからと提案してくださって、結果オーライのとても良い仕上がりになりました。 建築中は、しょっちゅう見に行っていましたが、大工さんはいろいろ質問してもいつもちゃんと答えてくれて、本当に良い、優しい方々でした。最後に一緒に記念写真を撮ってもらったのもいい思い出です。 06.これからお家を探す人へ 分からないことは聞くのが一番です。 それから、買う、買わないは別にして、色んな物件を見に行くといいと思います。 展示場なども参考になりました。あとは、本なども読んで、自分たちのやりたいものがあったら、それを見せて伝えるといいと思います。無理でも伝えて、それに近いようにしてもらう。レスパイトさんはそれも親身になってやってくれました。せっかく吹抜けにしたので照明にもこだわったのですが、明るさとか、位置とか、本当に色々と考えてくれました。 記事一覧へ戻る